なんも出来ず

昨日、事故の連絡を受けて
15時前から23時過ぎまで
事務所で報告書作成の手伝い(茶々入れとも言う)
帰寮は24時過ぎ
シャワー後
バットマン・ビギンズ」を流しながら寝る
他に書くことがないので、以下「24ーⅣ」の思い切りネタバレ話


















★★★★★ネタバレ注意★★★★★
今回の事件は、列車爆破事件に端を発し、以下→国防長官の誘拐(ネット裁判中継)→サーバーに負荷を掛ける→100以上の原子力発電所のメルト・ダウン操作→ステルスを盗み出してエアフォース・ワンの撃墜→核弾頭の略取→核攻撃
という流れだった。
J・バウワーはCTUを辞め国防長官の補佐官として勤務(長官の娘オードリー(国防省勤務)と恋仲になってる)中に長官誘拐事件が勃発。流れでCTUに一時復帰し現場指揮を執る。
ここから毎度の事ながら圧倒的スピードでドラマが進展するわけだが
まず、今までに無かったような感情描写に感動した。
誘拐事件が解決した後、オードリーとバウワーが周囲に知られないよう、そっと手と手を合わせるシーン。さりげない愛情表現で、最近の露骨な描写に慣れていた目からすれば新鮮で感動的な演出だと思う。
この誘拐犯につながる男の追跡中にクロエの友人を助けるという、今までになかったようなバウワーの温情的行動も意外。
クロエが、CTU支部長ドリスコルに内緒でバウワーに協力するというエピソードへのバランス的な行動だったのかと思う。
次に原発メルトダウンエピソードでは、鈍重そうなエドガー(でぶっちょ)の大活躍。「僕が出来ると言ったら、それは出来るっていう事です」
なんて、超格好いい台詞が印象的。が、彼の母親が住んでる近所の原発メルトダウンを阻止できず結果的に母親の自殺を迎えてしまうのは残念。
テロリストのリーダー「マルワン」を演じるアーノルド・ヴォスルーも淡々と演じて存在感を出してる。
ここまでに出てくるイスラムアメリカ人(帰化含む)の問題。
5年前に移住してきたテロリストの仲間アラス一家と、アメリカで生まれた銃砲店を営むイスラム系の兄弟。
テロの後ろに潜む、大儀の大きさの前では家族愛なんてのは
ちっぽけな事なんだろうか?信仰心の驚異は常々日々のニュースから
感じている事ではあるが。
また銃砲店の兄弟エピソードでは、9.11後の影響、国内情勢を反映させているようで興味深かった。
さらに、バウワーが窮地に陥った時、唯一信頼できる友へ電話をし、救出に現れたのが「トニー・アルメイダ」!!
忘れ去っていた存在だっただけに、飛び上がってしまった。
映画「ダイハード」のラストシーンに匹敵する演出と言えば言い過ぎか?
妻を助ける為に国家反逆罪に問われ、監獄行きになるも、前大統領パーマーとバウワーのおかげで刑期短縮の恩恵(!)を受け、今はやさぐれた生活にどっぷりと浸った生活をしてるという設定。
無精ひげと、いささか出っ張ったおなか。
外見はともかく、バウワーの要請でCTUに一時復帰してからの活躍は
目を瞠るばかり。んなあほな、というブランクを全く感じさせない働きぶり。
それから、今回はクロエの大活躍ぶりも特筆に値するだろう。
No.1分析官ゆえに現場に行かされ、PCの解読をする途中
暗殺者におそわれ、結果返り討ちに合わせるというもので、
彼女のあのキュート(?)な顔がさらにキュートになる展開に
心から楽しんだ。

ステルス奪取から大統領機の撃墜までが少し弱いような気もするが
新たに大統領になったローガンの性格付けや行動は面白い。
頼りないっぷりNo.1
で、前大統領パーマー登場。
これがまたローガンを描いているから、その頼もしさは100倍。
バウワーとの連携であっという間に事件解決となる訳である。
核弾頭を積んだミサイルを迎撃しても、目的地前での撃墜であれば
核爆発しない、というのが素人にはもう一つ納得出来ないのであるが
まぁいいっか。
この間、中国総領事の死亡による一悶着があって、最終的にバウワー個人が責任をとらされ、大統領補佐官(?)(違うんだろうけど役職名が出てこない)によるシークレット・サービスにより謀殺(みせかけ)され、
「ジャック・バウワー」としての名前を捨てて、新しい人生に向かっていくというのがラストであった。
今後、シーズンⅤが来年1月から本放送になり、6や7まで作られるというニュースもあるらしい。
こんなドル箱シリーズは簡単には終わらせられないという事だろう。
一回約50分として20時間のドラマ。あと何回見られるのか楽しみでもあり、少し恐怖でもある。

あ〜くたぶれた。