明日から上海

「理想の結婚」
オスカー・ワイルドの戯曲が良い。
舞台で見たら、スタンディング・オベーションものだろう。
しかし、それをそのまま映画化するとはいかがなモノか?
(原作は知らないけど)
映画的ツイストはあるのか?
人物造形は、原作通りと思う。
ので表層的であり、とても生きている人間とは捉えがたい。
ケイト・ブランシェットは知的で愛情深い夫人役を好演。
ただ良い人役なので、演技的には物足りないのかも知れない。
キャラクターで得をしてるのは、ジュリアン・ムーア
意地の悪い・育ちの悪そうな成り上がり婦人を巧く演じている。
ミニー・ドライバーは、あの菱形の顔はどうにかならんのか?
と言ってはならん悪口が頭を離れない。
映画的な感動は無し。

明日から会社の旅行で、上海2泊3日。美味い中華が食えると良いなぁ。
十年以上昔に、会社から北京・杭州・上海に行った。
その時食べた料理は、とても美味いとは言いかねるものばかりだった。
現地ガイドまでが「これはワタシでもおいしくアリマセン」などと言い出す始末。調味料が殆ど入ってないと思われるような、味の無い料理ばかり。朝食がわりのサンドイッチも酷かった。
上海の夜に食べた「酢豚」が唯一日本の味付けに近く、まぁまぁ食べられた事を思い出す。
あの時上海は地下鉄工事の真っ最中だったけど、マンガ(島耕作)なんかで見る限り、近代都市に大変貌してるんだろうなぁ。